須子農園


須子農園は、寝太郎伝説で有名な山口県の山陽小野田市で、地域に根差した農家として13代となります。先代より、兼業農家として、稲作としいたけの原木栽培を行い、しいたけは春・秋の年2回の収穫を行っています。現在、当園のしいたけは全て菌床(菌床は、自ら製造しております)栽培で、生産品種として肉厚の715(北研)、量産品のXR1(森産業)を中心に生産を行っています。生産面積としては培養室130㎡、発生室288㎡を中心に生産を行っており、平成27年度実績で生しいたけを重量ベースで3tの生産を行っています。内、生しいたけとして1.6t、乾燥しいたけとして0.7t販売しています。近年、日本では、しいたけの栽培は原木栽培から菌床栽培に移行しています。材積(原木)による栽培は減少しており、それに代わるように菌床数の増加が見られるようになりました。
原木栽培では2年間で育成していたものが、菌床栽培ではしいたけの場合、培養期間は4か月で可能となり、また、空調管理することで年間の育成が可能となります。さらに、室内管理での栽培により、品質管理も容易になり安心・安全なしいたけの栽培を開始することが可能となります。当園でも、原木栽培から菌床栽培へと栽培方法を変えました。